札幌記事④ 東西のアルファ

前回の記事、

札幌遠征③

で、オレは、
・2日目にスカウトに絡まれた
・翌日、
 9声かけ3安打(1連れ2番ゲ)→33%
 という高打率を叩き出した
などと書きました。

そして翌週、
「打率はさらに上がって高止まりする」
ってことが起こります。

月  5声かけ2安打(1連れ1番ゲ)→40%
火  5声かけ2安打(1連れ1番ゲ)→40%
  →家連れこむもjojoグダ!
水  7声かけ2安打(2番ゲ)→28%
  →アポ。準スト高お嬢様に負ける。。
木    2声かけ で帰る。。。泣
金 4声かけ2安打(2番ゲ)→50%
 →アポ。スト高、準即!!!
土 ゲトった子と遊ぶ
日 休む

◆1週間合計
 23声かけ8安打(2連れ6番ゲ)
 打率34%
 うち2人スト高
 

めちゃ浮き沈みがありますが、
それでもアベレージは高いです。

この高打率は
ちょいちょい発生してるイベント
がかなり関係しているようで、
さらには
「アルファとは何か?」
という問題にもかかわってきます。

今回はそこらへん突っこんで書いてみようと思います!


もくじ
1.負のイベントで発憤
2.関東と関西の違い
3.男がしびれるアルファ


1.負のイベントで発憤

2020年9月の今、思い返してみると
「いやはや当時のオレは
 ブレブレだなあ」
と感じますね。

勝ち負けイベント発生するたびに
感情揺らし、打率を大きく上下させて
しまってます。

①スカウトに絡まれ、ムカついたりするも
 翌日はスイッチ入り、高打率連発しだす
②水曜アポ負け、いったん凹むも
 その後発憤する
③金曜アポ勝ち→土日、一挙に緩む

と、大変に浮き沈みがわかりやすい笑

負けると発奮してますが、
勝つとダレて、週末2日スト休止してる
ところとか、マジおめでたいですね。

②や③はナンパで発展途上に
あるうちはあるあるです。

しかし①について、
当時は厄介ごととしか思ってなかった
のですが、今では
「意外に一番重要だったのでは?」
と感じています。

実はここに
「ソロの自己啓発性」
だけではなく、
「アルファのあり方」
に関わる深いテーマが
潜んでいるっぽいんですよね。


2.東西のアルファの違い

皆さん、
「関東と関西でアルファのあり方が違う」
と言われて、ピンと来ますか?

これ、サウザーさんとの対談
ちらっと話した内容なんで、
知ってる人もいるかもですね。

関西のアルファは
「どれだけ人を集められるか?」
が、そいつの力の証明であり、
集めた人数で
【影響力、権威性】
などを誇示します。

戦国時代はもちろん、
ヤクザ界やビジネスにおいても、
兵隊や従業員の数が
「そいつの力の証明」
なわけです。

「人を集められる」「教育された組員」というのは戦争や会社やるのに有利


関東は違います。

たとえば関東のヤンキーのトップは
「バット1本もって敵対する
 中学や高校に1人で乗りこむ」
「部下たちが駆けつけると
 1人でケンカをはじめており、
 なんなら片がついている」
という、
関西とはまったく違う動きを
するのです笑

戦術としてはバカの極みですが
「男たるもの、ピンで動いてなんぼ」
「部下の威勢を借りるなんて
 しょぼい奴のやること」

という、美学があるのですね。

クローズの滝谷
群れることが嫌いで単独行動って典型的な関東型アルファ
その姿に魅了されて勝手に子分が増えていく
しゅっとした感じが関西型アルファとの違い


3.男がしびれるアルファ

こうした
「基本、ソロで動く」
「大勢の敵に1人で向かっていく
 方がかっこいい」
という、
関東アルファの価値観・あり方は、
ヤンキー・ヤクザものの漫画や映画で
繰り返し描かれてきています。

枚挙にいとまがないですが、
『静かなるドン』でも
「関東アルファはソロ、
 関西はいちいち群れる」
とはっきり描き分けられている。

北野武『アウトレイジ』
なんかでもそうで、
たけし演じる大友組組長大友は
基本的にピンで動き、
関西の巨大暴力団花菱組に
他人のケツをふくべく話をつけに
行く時も、最小限の人数で
乗りこんでいきます。

https://www.youtube.com/watch?v=q5vcida9ebk

関西側は人数はべらして
ナンバー2や3(西田敏行ら)
に恫喝させておいて、
トップは座ってるだけ。
(まあそうやって、大友らの器量を
 観察し推し量ってるわけですが)

関西型のアルファは個というより、
組織の中の役職(役割)
って感じがします。

「ボス=アルファ」も、
役割のひとつ
ってことです。

同じように、トップもナンバー2も3も
それぞれの役割を担っている。

役割あっての個であり、
役割の方が個より優先される。

これ、西郷隆盛を思い浮かべると
わかりやすいかもです。

西南戦争時に担ぎ上げられ、
自分の意思もクソもなく、
組織に身体を預けるように
死んでってます。

一方、坂本龍馬は関東型で
組織に所属すること嫌い
(序盤であっさり脱藩している)
ソロで動いて古い組織の論理を
超えて人と人を結びつけ、
自身が抱いたヴィジョン=日本の未来
を具現させました。

組織のしがらみにからめとられ続けた西郷
自由であることで人を惹きつけた坂本


関西型のアルファは一見、
権威性は高い。

しかも戦争となると
組織と組織の戦いとなるので強い。

関東型のアルファは
組織に組みこまれるとなると、
参謀か、特殊な動きをする
伏兵・スナイパーとして
戦局を大きく変えたり、劣勢を
ひっくり返すことはできるかもですが、
そもそも数で圧倒し、戦う前から
有利な状況を作って正攻法で
横綱相撲にもっていく
関西型のアルファの方が勝つ、
ってことになってしまいます。

でも、
男をしびれさせるのはどちらか?

大群のトップを占めるアルファよりも、
大群の敵に突っ込むアルファの方が
かっこいいのではないか?


さらには、
自己啓発性はどちらが高いか?

組織の論理でがちがちで身動きが取れず
役割で動くアルファよりも
自分の能力で立ち、自分の裁量で
自由に人生を決められるアルファの方が
「個体としてポテンシャルは最大限伸びる」
ってことに、やはりなるわけです。
(早死にしなければ、ですが)

重要なテーマなんで
次回、もうちょい掘り下げて
・関東アルファの起源は鎌倉武士
・世界ではどうか?
・ソロの自己啓発性
などなどについて書きます!

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